日記:同世代感覚

今日はなんもできなかった、風が強すぎる。

学科の図書室は急に15時に閉まるし、夕方走ろうかと思っていたが他の研究室の同期と話し込んでいたら風が強くなってきたのでやめた。研究の方法がこれまでの研究室の誰とも違うのでどのペースで進めればいいのかわからないのだが、とりあえず出来るだけの勢いで資料を集めている日々。50年分くらいの雑誌をめくり続けているわけだけれど、分析内容の確信がまだ持てないでいる。そろそろ研究室での通常の研究手法に新しいものを取り入れたいと思っているのだが、なかなか思いつかない。平たくいえば作家研究をするということにしたわけで、既存の手法を調べればよいのであって、しかし何か通常の作家研究では不可能なことがしたいとも思う。ある特定の作家のテクストや作品にだけ注目する、というのはなかなか難しいし、その作家の創作物の社会的な価値が第一義的にあってそれを精緻に位置付け直すということなんだろうけど、やったことがないしあまり気が向かない。表向きの進捗はそんなことどうでもいいと言えるくらい進めているけれど、まだ本腰入ってる気がしない。そもそも自分が批評をやりたいのかもしれないし、でも自分の創作の糧になるような何ものかを見つけられればいいので、特に作家研究がやりたいわけではないというのが根本にある。

論を展開しきれない今日この頃、面倒なので展開させずに書き散らす日記もいいもんだなと思う。